スキャルピングではトータル勝てないので、デイトレードとスイングトレードの間ぐらいを意識。
FXのトレードスタイルには売買した通貨を保有する時間の長さで大きく4つのトレードスタイルに分類されています。
保有時間の短い順に、スキャルピング、デイトレード、スイングトレード、スワップ金利狙いの長期トレードと呼ばれています。
それぞれに特徴とメリット・デメリットをまとめてみます。
スキャルピング中心になりがちな初心者だが
保有時間は最長でも1時間ほどで決済する超短期取引のこと。非常に資金効率がよく小資金でも運用しやすいため人気の手法。レンジ相場の逆張りで最も効果を発揮するが保有期間が短いため利益も損失も小さくなりがち。とにかくずっとチャートを見ておく必要がある。損失が小さいにもかかわらずFX市場からの退場者が最も多いことから、小さな損失を繰り返してリズムを崩していくことが大いに考えられる。
チャートで使う足の中心は1分足と5分足とかなり短め利益も損失も小さく積み重ねていく。
利益が乗るとすぐ決済するものの損失が膨らむと決済しにくいため、「コツコツドカン」とやられる。私もしばらくはこのスタイルでした。スキャルピングはクセがつくとなかなかクセが抜けないため苦労した。
JFXの小林社長は高速スキャルパーとして有名だが、初心者には絶対にマネできない。
スキャルピングよりやや長い目線のデイトレード
保有時間は1日ぐらいでほとんどのポジションをその日に決済してしまう短期取引。よくも悪くもスキャルピングとスイングトレードの良い点と悪い点を併せ持つ。その日に決済を済ませてしまうため、スワップ金利は期待できないが寝ている間の大きな価格変動を不安視する必要はない。
チャートで使う足は通常、1時間足と4時間足が中心。エントリーと決済時に5分足を使うくらい。
今は、このスタイルに落ち着いている。NY時間にエントリーした時のみ、次の日に持ち越す場合あり。その場合は指値・逆指値はきちんと入れておくことは常識。
スキャルピングとはまるで別物。スイングトレード
保有期間は1週間ぐらいでスワップ金利も受け取りながら大きな利益も期待できる。大きな流れさえつかんでおけば頻繁にチャートを見ておく必要もない。流れを読み間違うと大きな損失を抱えることになる。長期保有ゆえ資金効率は悪くなる。FX会社の話によるとスイングトレード中心の投資家とスキャルピング中心の投資家の5年後生き残りの数はなんとスイングトレードのほうが10倍以上高いというデータがあるそうです。
これは当然といえば当然。スイングトレードの場合、大きくレバレッジをかけることがないため、資金に対するリスクが少なくなるため。
「利益を伸ばすのには握力が必要」とよく言われているが、最初からスイング目線じゃないとなかなか長く所有する握力は持てない。
チャートで使う足は短くても4時間足、通常は日足を中心に見る。
スキャルピング同様おすすめできないスワップ金利狙いの長期トレード
保有期間は月単位で考える手法。為替の変動は大きな揺らぎと考え、確定利益であるスワップ金利を積み重ねていく手法。仮に含み損を抱えれもいづれ戻ってくるまでのんびり待っておくので資金効率は非常に悪く、潤沢な資金がないと選択できない手法。
スワップ金利でゆっくり儲けることができた時代もあったようだが、現在の金利情勢ではまったく対応できない手法なので、ほとんど見かけることがない。