FX取引にFXバニラオプションを導入することでリスクヘッジや収益の安定化が図れるようになります。
まずはどんな戦略が取れるか確認していきましょう。
FXバニラオプションを使った戦略で一番シンプルなのものが、買いポジションや売りポジションのリスクヘッジに使う方法です。
具体的には、米ドル/円を買うと同時に米ドル/円のプットオプション(売る権利)を買ったり、米ドル/円を売ると同時に、米ドル/円のコールオプション(買う権利)を買う方法です。
ただし、オプション購入には前もってコストが必要であり、コストを限定させることは出来るものの利益はその分目減りするので注意が必要です。
もう一つのリスクヘッジ方法として、「ゼロコストオプション」を使う方法があります。
上記でかかるコストをカバーするために、オプションの売りを混ぜることで、リスクヘッジのためのコストをゼロにすることができます。
「米ドル/円買い」と「米ドル/円のプットオプション(売る権利)の買い」のポジションに加えて、「米ドル/円のコールオプション(買う権利)の売り」のポジションを建てます。
段々、複雑になってきました。理解できてますでしょうか?
ゼロコストオプションは損失も限定する代わりに、利益も限定してしまいます。
FXバニラオプションの利益戦略の1つにカバードコールというものがあります。
カバードコールでは、FXの買いポジションを持つと同時に、その値段より上のコールオプションを売ります。
カバードコールという戦略はFXオプション取引の中でも最も安全に利益を上げる方法の1つと言われてます。
私が提唱している手法はこのカバードコールの変形といってもいいかもしれません。
FXバニラオプションの利益戦略の2つ目は、ストラドルです。
ストラドルは、オプションのポジションを2つ組み合わせたもので、オプションの買いを2つ組み合わせたものを「ロング・ストラドル」、オプションの売りを2つ組み合わせたものを「ショート・ストラドル」といいます。
ロングストラドルは一定の値動きがあれば上昇しても下落しても利益になる戦略です。
逆にシュートストラドルは一定以内の値動きで収まったら利益になる戦力です。
いずれもしっかり理解できればFX取引が大幅に安定するものですのでしっかり理解してから戦略に組み込みたいものです。