FXをやっているとよく耳にする言葉にpipsがあります。
ドル円で1pipsというと1銭=0.01円になります。
つまりドル円の相場が1円動いたら100pipsってことです。
ところが、円の入らない通貨ペアがたくさんあります。例えばユーロドル。
これだと「銭」で表すのが難しくなります。
ユーロドルが1.11910 → 1.11936 になった場合、直感的に何銭分動いたのか把握しにくい。
そこでpipsが役に立つんです。
上記の場合、26pips動いているということで、ポジションを持っていたら約26銭分利益か損失が出ていることになります。
(正確には多少通貨ペアによって違いますがほぼ同じくらいになります)
FXをする場合、このpipsで収益をみる習慣をつけておくと後々大きなメリットになります。
資金が多くなると当然ながらlotを大きくしていきます。
ここでいつも金額に注目している人はフォームが大きく崩れることが多いです。
ある程度自分のトレード手法や資金管理が身についたとします。
少し自信もついてきたので今まで、1万通貨でエントリーしていたのを2万通貨に上げたとします。
今までは20pips逆行したら損切りするとルールを決めていたとします。
1万通貨の時は2,000円含み損を抱えたら損切りです。
ところが2万通貨に変えた途端、今までより早く2,000円の含み損になりますから、相当慌てます。
(体感速度が2倍になってます。)
また利益が乗るときも体感速度が2倍です。ついつい1万通貨の時より早めに利食いをしていくことになりがちです。
結果、1万通貨でうまくいっていた自分のフォームを崩す結果になり、うまくいかなくなることもしばしばです。
pipsに注目しておくと1万通貨でも2万通貨でも同じ20pipsに感じられる可能性が高いので
同じフォームで挑むことができやすくなります。
いくら資金管理を学んでも、自分にあう手法が見つかっても、lotを上げるたびにフォームを崩していたら勝てるものも勝てなくなります。
lotは少しずつ上げていくことを強くおすすめします。
登山でもいきなり山頂付近にヘリコプターで連れて行かれたら、一気に高山病でダウンです。
FXもゆっくりゆっくり登って行った方がいいと思いますよ。
相場は逃げませんから!!